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2月, 2017の投稿を表示しています

マスタリングで音圧があがらないという苦労を続けている その2

・まず初めに(再掲)   その1 の続きですが、その1に書いた注記を再掲します。  このブログの投稿では、「マスタリングで音圧を上げるコツ」は書いていません。「 音圧があがらないという苦労 」を書いているだけです。  本当のミュージシャン、というかもっと本格的にやっている方々が、さまざまな記事を書いているので、「コツ」を知りたい場合は、そのような記事を参考にされるとよいと思います。といいつつこのブログの筆者もそういう記事を読み漁ってはチャレンジして、 そして挫折 、ということを繰り返しています。   苦労の中でも、思うことはあるので、それが誰かの参考になれば、そして自分への励ましに なればと思い、記事を綴ります。 ーーー以下、その2ですーー ・音圧をあげるための工夫  スーツケースにぐちゃぐちゃっと服を入れてもあまり入りません。なので、ひとつひとつ取り出して、 まずは畳んで入れてみます 。そうすると少しはすっきりします。それは具体的な音楽の作業だと、ひとつひとつのトラックに コンプ をかけるとか EQ をかけるとか、 フェーダー や PAN の調節をする、という感じです。   それで、じゃあスーツケースのフタを閉めようとしても閉まらないんですね、これが。 なので、もういちど取り出して畳んで、というのを繰り返します。そして挫折します。  そんな中で、 ダウンジャケット が入っていることに気がつきます。 こんなモコモコしたの入れてたら、入るわけないじゃん、 ということで、ダウンジャケットではなくて、トレーナーにしようかな、とか考えるわけです。 「低音」の音域 がダウンジャケットのイメージですね。  外が寒くて「低温」だとダウンジャケットが必要で・・・ということではなく、「低い音」はけっこう幅をくう割に、聞こえにくい、というやっかいな特徴をもっているみたいなのです。でも 個人的にベースやバスドラムは太い方が好き なので、どこまで削るか、というのは、悩むところです。悩むというか、妥協できるかどうか、というところです。 ・音圧あげに苦労しないもの  比喩の続きでいうと、指輪とかネックレスとか、 キラキラしたアクセサリー なんかは、結構、コンパクトにまとめられるのでスーツケースにもたくさん入ります。音域でいうと「高音」の

マスタリングで音圧があがらないという苦労を続けている その1

・まず初めに  このブログの投稿では、「マスタリングで 音圧を上げるコツ」は書いていません 。「音圧があがらないという苦労」を書いているだけです。  本当のミュージシャン、というかもっと本格的にやっている方々が、さまざまな記事を書いているので、「コツ」を知りたい場合は、そのような記事を参考にされるとよいと思います。といいつつこのブログの筆者もそういう記事を読み漁っては チャレンジして、そして挫折、 ということを繰り返しています。   苦労の中でも、思うことはあるので、それが誰かの参考になれば、そして自分への励ましになればと思い、記事を綴ります。 ・この投稿のきっかけ  よく見たら自己紹介で音楽やってます、ということを言っているわりには音楽のことをブログで書いていなかったので、書いておきたいと思ったので、書きます。 ・音圧とは  音圧というのは、この表現で正しいどうか分かりませんが、「音が大きく聞こえるかどうか」です。 実際のボリュームの大小とは違って 、「どう聞こえるか」ということだと思っています。  あと、ボリュームそのものを大きくするのではなくて、 波形を大きくする 、という感じかと思われます。  音圧があがっていないと、いくらマスターフェーダーをあげても、音は大きく聞こえません。このブログの筆者のyoutubeでも音圧の有無というのは差が出ています。曲がりなりにもシングルとして配信に出している音源は、 がんばって音圧をあげて います。  「そっと星の色を」や「sizukani」は、細かいミックス&マスタリング前の状態をfull verとしてアップしているので、配信版と比べると差が分かるかと思われます。  ☆「そっと星の色を」 配信版  、  full ver  ☆「sizukani」 配信版  、 full ver  本日現在でいちばん新しい曲の「 122 くちばしの天使 」は、けっこう音圧があがったなあと思っています。この曲は配信版を作る予定がないのですが。 ・波形の上限  上に波形を大きくする、と書きましたが、波形はどこまでも大きくできるわけではなく、「上限」があります。 「天井」がある わけですね。その天井に、ギザギザの波形のどこかがひっかかってしまうと、もうその曲はそれ以上波形が

暗闇の中の横断歩道

暗闇の中の横断歩道 車の通らない時間に 車の通らない場所で 月明かりもない 暗闇の中の横断歩道 赤も 青も 光をもたない 点滅もしない 音もなく光もなく 車の気配が通過する 暗闇の中の横断歩道 立ち止まる そこで何を待っているの その気配は単なる記憶だから ここには暗闇の中の横断歩道しかないから ただそれを越えればいいんだよ 2017.2.25 him&any ©️2017 him&any

暗闇の中で

痛みは そこに何かがあるという シグナル 痛みのない平穏 それはそれで間違いなく 穏やかだ でも 何かがあるはずなのに 痛みがないという状態は まるで 暗闇の中で 小舟に乗っているような 恐怖だ 痛みもない 感触もない でも それはそこにあると 記憶が囁く 痛みもない 感触もない でも そこで確かに何かが 進行している 痛みなんて そんなものないほうがいい もちろん でも 暗闇の中で続く儀式を 見定めるために 痛みという灯りが必要になる そんなときもある そんなときもある 2017.2.24 him&any ©️2017 him&any

行き止まりの風景

その曲がカーステレオから流れて 涙がこぼれた 不意打ちで心を打たれたように ぽろぽろ ぽろぽろ と 涙があふれた 深夜の高速道路からインターチェンジをおりて 最初の交差点 赤信号の曲がり角 誰もいない真っ暗なオフィスからの帰り道 行き止まりの風景をずっと見ていた 行き止まりの風景をずっと見ていた そこには何もなかった 何もなかった 出口も 戻る道も 進む道も 逃げる場所も逃げる場所も逃げる場所も 何もなかった ぎりぎりの心で 行き止まりの風景をずっと見ていた このまま袋小路の中に包まれて 包まれて 包まれて  ただひとつだけ 見える光が 見えた光が そこだった だからそこに進むしかなかった そこがどんな場所であろうと だってここにいたら もう行き止まりの中で袋小路の中で ぎりぎりのその先へ超えて こぼれ落ちていってこぼれ落ちていってしまいそうだから 深夜の真っ暗なオフィスで誰にも聞こえないため息をついて 心の無い心で 高速道路を滑るように走った そして その交差点で ランダム再生のカーステレオから 深い 深い イントロが流れた 音があふれた 心があふれた 彼らは歌っている 「自由だよ」と歌っている 涙があふれた こぼれ落ちた つぶやくように歌った 声にならなかった 「あなたは自由だよ」と彼らは歌っている 正しいのか 正しくないのか それさえもわからない もう わからない でも 「自由だよ」と彼らは歌っている そうか と 涙をこぼしたまま 信号が青になり 交差点を右折する 不意打ちのように 心を打った 今でも 正しかったのかどうか 分からない けれど 行き止まりの風景から見えるものは その風景の中にいる人しか わからない 彼女も その光を 見たのかもしれない 彼らは歌っている 「あなたは自由」と そして彼らも 前に進もうと 前に進もうとしている 今でも 立ち向かっている 彼らも 彼女も とても遠くの場所にいるみたいだ 2017.2.16 him&any ©2017 him&any

それぞれの終わらせ方

それぞれには それぞれの終わり方がある 恋はたぶん さよならを言うつもり きちんと あなたの目を見て それでおしまい 夢には夢の 終わらせ方がある たぶんこれから 下り坂をくだっていく その先にあるものは もう見えなくなってしまった 背負ってきたものも もうなくなってしまった ずっとこの手に にぎってきたものも 手放して しまった たぶん 見ていた空は 見えない それでも 記憶のどこかに ある それを 抱えて いく あなたには あなたの 終わらせ方が ある 2017.2.14 him&any ©2017 him&any

誰にも褒めてもらえないなら

誰にも ほめてもらえないなら 自分で自分を ほめてあげればいいじゃない それの何が悪い? いいじゃない そんなときもあって あなたはがんばっている 本当によくがんばっているよ よくあそこで耐えたよね よくあの場面で笑顔を見せられたよね そこでうつむいてひきさがるなんて その方が勇気のいることだよ 優しさのいることだよ 誰も気づいていないみたいだけどさ 本当にすごいことだよ 誰にだってできることじゃないさ よくがんばったね すばらしいよ もっと愛されていいはずだよ もっと大事にされていいはずだよ 今はタイミングが悪いだけさ 今は運が悪いだけさ もしかしたら 見せ方に少しだけ工夫が必要かもね でもそんなこと気にならないほど よくがんばったね 本当はとってもいい子だって 知ってる 本当はとってもいいやつだって 知ってる そこでそうやって誰かを見ていてくれたよね それだって勇気をもらった人がいるよ あなたがそこにそうしているだけで ただそこにいるだけで 嬉しいって人もいるんだよ あなたがただそこで生きているだけで つながっている世界がたくさんあるんだよ わかってくれない人も多いよね それはそうさ自分だって いつでもずっと誰にでも優しくって 誰のこともわかってあげられるわけじゃないだろう でもそこに気がついているだけでも 何かが変わると思わないかい 気がついただけでも 誰かに優しくできると思わないかい よくがんばってるよ いいって いいって そんなこと気にしないで 今まで頑張ったことを できるだけ出しきればいいだけだからさ 何もないなんてそんなことないよ そこでそうやってそう思っているあなたがいるから それはとても価値のあることなんだ まずはそこからだろう? 何か怯えることがあっても そこに一度戻ればいい そこからまた始めたらいい だって本当にステキなんだから あなたの命が まずはそこからだろう? そして悲しい思いをしたら そこから何かを得られとしたら それを誰かの幸せとして分けてあげることが できるんだよ それができるのはその悲しみを知っている あなただけだからさ 眩しいよ あなたの命が 大丈夫 大丈夫さ

あなたが 今も  もしも 歌を歌っていたなら どんな 歌を歌っているのだろう どんな ギターの音を 響かせるのだろう シルエットが今でも 変わっていなければいいな いや 変わっていればいいな 年相応に あなたの 声も あたたかさは変わらずにいて それでも 生き続けた重みが 重なっていたらいいな たぶん 歌を歌っているのだろう それは ギターの音には なっていなかったとしても そして ここでは 歌を 子どもたちが生きているようだよ それは 歌よりも強く 力強く 生きているようで 超えていくようで この目に見える世界よりも はるか遠くを 駆けていくような  背中なんだ 2017.2.12 him&any ©2017 him&any

夜のひとりぼっち

ほらねって 一人で つぶやいてみた 誰にみせるわけでもなく 苦笑いしてみた あなたに 伝えた 言葉のひとつひとつ 思い出して 歩いた 夜の歩道から 見える空は ビルの陰に隠れて クラクションを鳴らすタクシー ヘッドライト 星は かすんで消えた さっきの場面を もう一回やりなおしても たぶんうまくいかないかもしれないけど 震えてしまう指を隠したくて 意味もなく何度もリーフレット折り曲げた 核心に触れないように選んだ言葉では やっぱり うやむやの 霧が残ってしまう 言えなかった言葉はやりきれない顔で 夜のひとりぼっちになった 向き合った 椅子を ななめにして 逃げ腰のように座っていた ひざばかり見ていた 言おうと 思った 言葉はどれもこれも ロジックには ならずに 部屋の静かさに とけてしまう あと少しの時間だけ 今以上にあなたを 正面から そばで 向き合いたかった あと少しだけ 2017.2.11 him&any ©2017 him&any

その悲しみの向こうにあるものを

そういう生き方をしてきたから 今の その 人生なんだよ 彼を見てごらん ああいう生き方をしてきたから あんな素敵な人生なんだよ そして あんなことまであったのに それをああやって 自分の実力と行動と責任で 今まさに 乗り越えようとしている さすが、だよね さあ もう 逃げるのは やめにしよう ごまかしも 逃げ道も いらない その 悲しみの 向こうにあるものを 見に行こう そう 立ち向かう 受け止める その先にあるものを見に行くから もしもそこで壊れたら その破壊は 新しい 何かの 始まりかもしれないよ 悲しみも 崩壊も あるがままに 受け止めて 見届けるんだよ 自分で 自分の 目と 耳と 心の すべてで さあ もう 逃げるのは やめるよ 立ち向かうから そこで見ていて 2017.2.10 him&amy ©️2017 him&any

できること

ただ もっと わかりやすく 伝えればいい できることは もっと 単純なこと 勇気を持って 踏み出せばいい 最初の 一歩を 踏み出せばいい その先は自然に 体が動く 止まらなくなる 積み重ねた 時間があるから 体が覚えている 記憶の向こうで もっともっと向こうで 息づいていたものが 体を動かす 難しく 考えなくていい そんな 時間なんてないはず 心の中に あるものを わかりやすく 伝えればいい ただそれだけのこと できることは ただそれだけのこと あなたは あなたの方法で あなたにできることが ある 積み上げてきたこと 失ってきたこと 悲しかったこと 嬉しかったこと それが そのすべてが あなたの 積み上げた時間 それが そのすべてが あなたに できること あなたにしか できないこと 体が覚えている ただそれを 必死に ただそれを それが できること 2017.2.10 him&any ©2017 him&any

また そこに

一度そこから 逃げ出した 遠くから眺めて また そこに 戻ろうとしている ずっと ずっと 遠くから 見ていた 憧れを 見ていた 笑顔や 汗や はきだす命の力を ずっと 見ていた そこに 触れたかった そこに 含まれたかった そして また そこに 戻ろうとしている 2017.2.9 him&any ©2017 him&any

面接や営業で表現するというのは 1

表現することについての雑文 その1 ・表現すること  「表現する」というと、ある特別なアートな世界の話だ、と感じるかと思いますが、実際はもっと日常的な世界の話です。日常の生活や、時には面接試験や、時には仕事の中で、表現というものが大活躍しています。決してアートの世界だけの話ではありません。  大声で悲しみを叫んだり、涙をぽろぽろと流したり、歯を食いしばったり、走ったり、笑ったり、そういった映像の中の行為は、カメラがそこにある前提でなされた行為であり、確かに、さまざまな心情や場面を表現している行為です。映像を見る人に何かを訴えかけます。その映像を見た人は、感動したり、笑ったり、心を揺さぶられます。それはとても大切なことです。  また、歌手が目を閉じて歌っていたり、ピアニストが大きくゆったりとした手振りで演奏していたり、髪の長いベーシストとギタリストが髪の毛を振り乱しながら激しく演奏していたりなど、そういう場面もよく目にします。そういったことも観客に何かを伝える表現です。観客がいなくてもそういった行為はあるかもしれませんね。例えばひとりきりの部屋の中で熱唱していたり、ひとりでカラオケで熱唱していたり。このブログの筆者にももちろん身に覚えがあります。それは自分自身に対して見せる表現です。あるいは自分自身をその音楽の世界にいざなう、そしてその世界に沈みこませる、自分自身のための表現であると思います。これもとても大切なことです。  声優さんも声による演技をします。これも何かを伝える大切な表現ですね。画家は絵で何かを伝えようとします。写真家も、建築家も、設計士も、デザイナーも、漫画家も、小説家も、何かを伝えるために表現をしています。では表現とはそもそもどういうことなのでしょうか。 ・表現とは何か   表現とは「表に現す(おもてにあらわす) 」ということ です(※あくまでも筆者の個人的な考えです。語源や辞書的意味を研究したり考察したりしたものではありません)。漢字に書かれている通りのそのままの意味です。何かを目に見える形で、耳に聞こえる形で、表に現す、ということです。他に触覚も嗅覚も味覚もあります。それぞれがそれぞれの表現を受け取る仕組み(器官)です。その器官に何かを訴える、ということが表現となります。料理であれば、視覚、嗅覚、味覚に訴える要素

マスクを

「マスクをつけるとボクは         マスクをつけた ボクになるんです」 「うん、そうだね」 「いやいや、      そうだねじゃなくって          マスクをつけるとボクは                マスクをつけたボクになるんです」 「それは、そうだよね」 「コートを着るとボクは        コートを着たボクになるんです             半袖のボクとはまったく別人なんです     それと同じように         マスクをつけたボクになるんです       ボクの中のボクは            まるで口なんてないかのように                   マスクをつけたボクがボクそのものの       顔なんです」 「なるほど?」 「だから ボクはボクじゃないから いつものボクでは        できないことだって できたりするんです               それが 少しだけ 嬉しいと思う                         ときもあるんです」 「じゃあ、また明日」 2017.2.7 him&any ©️2017 him&any

しゃぼん玉の世界

自分でつくった しゃぼん玉の中にいる 透明の膜に映る世界を 内側から見ている それが世界のすべて しかも しゃぼん玉のくせに なかなかわれないんだな これが もしも われたら たぶん それが悟り 2017.2.4 him&any ©️2017 him&any

節分の夜と風と

今夜は 風が強い きっと鬼たちが 家々を追い出された 鬼たちが 悲しみを 引き連れて 帰っていくところだから どこに 帰るの? それは 鬼たちのふるさと それは 人々の心の中 振り払った悲哀は 福となって 心に帰る また再び 鬼神となるまで 2017.2.3 him&any ©️2017 him&any

逃げていいよ できるだけ遠くへ

逃げたらいいよ できるだけ遠くへ 全力で 逃げたらいいよ できるだけ遠くへ 全力で できるだけ 高く  遠くへ 逃げることが はばたく ことに変わる だって つらい思いをしたんでしょ? 悲しい思いをしたんでしょ? ひどく責められたの? きつく貶められたの? だから 逃げていいよ 逃げればいいよ 高く 高く 遠く 今より 今より ずっと もう振り返らなくていい そんなこと気にしなくていい 逃げてはじめて たどり着く場所があるから 見える世界がある から そこからなら もどることもできるから 逃げられないなら がむしゃらに全部やればいい やれること全部 やればいい 気にしなくていいよ 失敗なんて そのあと高く遠く逃げるんだから がむしゃらに 全力を使い果たしてみるんだよ 2017.2.3 him&any ©️2017 him&any

あたたかくなって

あたたかくなって 光が やさしい 昨日の場所が こんなに広いなんて こんなに 明るいなんて 黄色い花が 揺れて やわらかく 香る 手を 腕を 足を 少し伸ばしてみる あたたかくなって ゆるく伸ばしてみる こんなに 首をすくめるように 腕も 脚も 心も 縮こまっていたなんて もう いいかな そろそろと 羽根を広げて 2017.2.1 him&any ©️2017 him&any