もしかしたらあなたの汚点になってしまうのではないかと
いつの頃からか怯えるようになって
もう今ではただあなたの声を
暗闇の中の思考に響く声を暗闇の部屋で
密かに聴いているだけ
回顧の中で映像としてあなたは冷たい顔をして
その横顔を見つめながらただひたすら言葉を重ねる回想の中で
あなたの声は色もなく音もなく温度もなく
ただひたすら重ねる投げかける言葉は重みもなく反応もなくそれは
もしかしたらあなたの汚点になってしまったと思っているのかもしれないと
いつの頃からか怯えるようになって怯えている こわい こわい
暗闇の部屋で暗闇の中に追憶の灯りをともしてぼんやりと薄明りで
夢から摘み取った花束を持ってロウソクに浮かび上がる笑顔で
ひとりで
もしかしたらあなたの汚点になっているのかもしれないと
怯えながらいつの頃からか怯えるようになって
こわい こわい 怯えている 暗闇の中に響く声を
あなたの声は色もなく音もなく温度もなく
あなたの声は色もなく音もなく温度もなく
2017.5.22 him&any
©2017 him&any
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